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溜めず、恐れず。

フローをストォーック。

TBSラジオリスナーお馴染み、吉田豪の『聞き出す力』を読む。

 

聞き出す力

聞き出す力

 

プロインタビュアー吉田豪による、阿川佐和子『聴く力』の便乗本。

そう本人が言っている(しかも最後は本人との対談つき)のが痛快だが、普段TBSラジオ等で吉田豪のキャラクターを知っている者としては、お馴染みの流れでもある。

内容はインタビューの技術論ではなく、短編のエッセイ集。

意外にも彼の文章を読むのは初めてで、文章のほうが柔らかく、謙虚な印象を受けた。

 

プロレスラーや昔の俳優さんのところは多少読み飛ばしたが、全体的にお馴染みの吉田豪節が気持ちよく、さくっと読めた。

 

テレビ番組で急に振られる「インタビューしてみてください」は、AV女優へ「ちょっそここでセックスしてみてください」と同じである、という意味不明な例えや、品川庄司の品川への二度の詳細なディス、平子理沙が音楽活動していた事実など、発見も多く素晴らしかった。特に、下記のアイドル論はなるほどなぁと。

 

アイドルというのは特殊な職業で、現役のときは歌とダンス術が求められるのに、辞めた後でその技術が活かせる道に進めることはほとんどない、せいぜいバラエティの道に進むか女優になるか、もしくは結婚するかぐらい。

 

  

指原莉乃がなんかの番組で、元モーニング娘。のブログをファンとしてはもちろんだが、今後のロールモデルとしてチェックしているという話を思い出した。

 

下記のような技術論?もチラッと出てくる。

 

普通のコラムとかと同じで、インタビューも最初に良い振りがあって、最後にオチがなければいけない。思わず続きが読みたくなるような最初の質問はあらかじめ考えておいて、これで締められそうだというオチになりそうな発言が出たらそこでインタビューを終える。

 

お馴染み吉田豪をより深く理解できる!という内容では全然ないところが、中居正広の『情熱大陸』の終わり方と似たモヤモヤ感があった。

 

書いた人→ソラト(@If_So_Ara)