今回のゲストは三度目の登場となるランスの盟友 ジョージ・ヒンカピー。ランスの熱いボケに冷静なツッコミを入れるヒンカピーと、二人のじゃれ合いがとても微笑ましいです。
あと今回もランス…怒ってます。
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ランス:
昨日話したような、テクニカルやメカニカルな問題、パンク、落車などはすべて起こらなかった。テレビに映っていないだけかもしれないけど。
今日のハイライトはスタートとゴールの会場だ。
ー いままであのような環境で行われたことはあった?
ジョージ:
ないね。あれは本当に凄かったよ。
ランス:
あれはサッカースタジアム?とにかく素晴らしい環境だった。クールだったよ。
ー 大きな会場で、映像と大きな歓声があって。ただ、あれらがバルデを神経質にさせた要因の1つだろうね。
ランス:
どうだろう。スタートのランプがついて、あの会場にいる皆が自分(バルデ)の味方、そしてあれだけの強烈な声援があったら多くの選手は力に変えるだろう。彼にとって単純に良い日じゃなかっただけかもしれない。バルデのポジションや、自転車は問題ないように見えた。
ジョージ:
まあ精神的な問題だったように思うよ。今日のコーナリングはいつもの彼ではないかった。
明日の天気がどうか知らないが、ランダが勝負するのは難しいだろう。でも、やらせてみろよっておもうけどね。
ー じゃあ明日はランダに注目かい?
ランス と ジョージ:
まあそんなこと起こらないだろう。
ーバルデについて話そう。バルデの未来についてはどう思う?
ランス:
まず1つ。彼が何歳か知らないけど12歳ぐらいに見える。笑
バルデは一年をかけてタイムトライアルを向上しなければならない。それは今日、明らかになった。それが技術やポジションでないことは確かだ。彼にはパワーが足りない。
主催者は今年、彼に有利な舞台を用意してあげた。しかしそんな優遇は二年連続起こらない。みてなよ。10月に来年のコースを発表するが、バルデの為にカスタムしたレイアウトにはなっていないだろう。
だからこそ彼はTTの力を強化しなければならない。
ー バルデがこの一年でTTの力をつけることは可能かい?
ランス:
フルームのようなTT力はつかないだろうし、その必要もないだろう。もっと登りが強くなれば、TTはタイムを失わないような走りをすればいいだけだ。
今日はそのような走りを試みたんだけど、3位も失いそうになってしまった。
ジョージ:
フルームは去年のツールよりタイム差はなかったし、優勢ではなかった。
ランス:
彼は "シュナック" と呼ばれる9%の登りの時、あの小さなピザみたいなギヤを漕いでいた。他の選手はみな大きいギヤを踏んでいたのに。
それに空気抵抗が関係ないあの登りでも、フルームはいつものようなバーに顔を近づけるポジションを取っていた。
ジョージ:
登りであのポジションにメリットはないだろう。呼吸もしにくいだろうし。
ランス:
これから言うことは俺の勝手な仮説なので信憑性は保障しない。
通常の自転車選手のポジションで前を向いていたら、(喉の)気管は狭まる。しかしフルームのように下を向くことによって、気管が開くのではないだろうか。つまりフルームはそのポジションを取ることによって、あの大量の酸素の吸引をしているのではないだろうか。
ジョージ:
それはおかしい。そんなわけないよ。笑
ランス:
じゃあなんで常に下を向いているんだ?
ジョージ:
それが正しいのなら、これからプロトンでみんなクラッシュするだろうね。
みんな下を向いているんだから。まあ確かに下を向いていることによる空力の優位性はあるだろう。
ー 総合敢闘賞が、バルギルになりそうなんだ。
は!?
トーマス・デヘントではなく!?
今朝ネットで読んだ記事に信じられなかったことが書いてあったんだ。
今回のツール・ド・フランスでデヘントは…準備はいい?
なんと 1000km もの距離を逃げているんだ!
これほど赤いゼッケンに相応しい選手がいるか?
バルギルは山岳賞があるじゃないか!
1000kmだぞ!?
クソが!!
(バルギルは)ステージ2勝に山岳賞だろ!?それで十分じゃないか!!
敢闘賞はトーマスデヘントに決まってるじゃないか!!
1000kmだぞ!?
バカじゃねーのか!? 1000kmって言ったらレースの1/4だぞ!! いやそれ以上だ!!
ふう。
ー 視聴者投票ではデヘントが勝ったらしいが、審査員がバルギルに投票したらしい。これはサガンを追い出したのと同じヤツか?
ジョージ:
いや違うだろう。サガンを失格にしたのは UCI で、バルギルはASO、メディアやスポンサーによって選ばれたはずだ。
ランス:
こんなのおかしいだろ。これはおかしい!
ジョージ:
確かにこれはおかしいね。
ランス:
…おい!! ジョージが俺と同じ意見だぞ!!
(拍手)
こんなミラクルあるか!?
今日のテレビ中継で俺の名前が出たらしいんだけど、それと同じぐらいの奇跡だ!
ー シャンゼリゼは他のステージと違うの?
ランス:
シャンゼリゼは難しい。最終日だし特に何も起こらないが、道が荒れているんだ。パリ・ルーベほどじゃないにしてもね。凱旋門に向かって緩やかな登りの後にヘヤピンカーブがあるから、集団はどうしても縦長になる。
ジョージ:
シャンゼリゼの道はホントにヒドい。
ランス:
雨が降るとさらに滑る。
ジョージ:
明日の予想は?
ランス:
クレイジーかもしれないが、ブアニだ。
ジョージ:
俺はグライペルだ。
ランス:
ーそして明日はこのポッドキャストのラストショーだ。
ランス:
そうだ。ラストだ。そして明日はこの三週間の感想を言う回にしよう。
その後は49週間の休暇だ。
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残念ながら次回で最終回となります。視聴者から「ブエルタはやらないのか?」という質問が多くきていたのですが「ブエルタ?なにそれ?」状態でした。笑
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キャノンデールのこのノリ好き。
#TDF2017 🔥🔥🔥seat pic.twitter.com/7E5vvVvhzj
— Cannondale-Drapac (@Ride_Argyle) 2017年7月22日