溜めず、恐れず。

自転車ロードレースを翻訳するブログ...だったけどいまはただの雑感ブログ。

【翻訳】新スポンサー撤退の影響に関するキャノンデール公式発表

 

 現在行われているブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ後、来季のキャノンデールと提携する予定であった新スポンサーが撤退し、来季以降のチーム存続が危ぶまれているという報道がなされました。

 

記事によると、キャノンデールはチームを継続するための資金700万USドル(約7.7億円)が必要だと発表しています。

突貫で恐縮ですが、キャノンデールがメディアに向けて送った公式発表を訳しました。

 

 

「土曜の朝、スリップストリーム・スポーツ(キャノンデールの運営会社)は、組織の未来が不確定であることを全ての選手とスタッフに通知いたしました。昨日、経営陣は2018年に加わることが期待されていた新しいパートナーについて、残念な報告を受けました。この新しいパートナーの支援がない状態で、財政的な保証、及び2017年のUCIワールドツアーライセンスの継続は困難な状況にあります。

 

 我々にはこの数日の内に状況を解決する可能性、及び新たなスポンサーを見つける可能性があると期待しています。しかし、その保証ができない場合には、チームを構成する選手やスタッフに対し、現在の状況を報告し、それぞれにとって最良の選択を探す時間を与えなければいけないという義務を感じました。

 

 スリップストリーム・スポーツの全スタッフは、2018年に関する全て、及び、あらゆる契約的義務が発生しません。しかし、チームとしての未来が保障される場合、2018年に関する全ての契約は、名誉とともに与えられることになるでしょう。

 

 ここで明確にしたいことは、現在キャノンデールの全てのスポンサーとパートナー(キャノンデール、ドラパック、オース、POC)は、2018年も引き続き支援してくれることを約束してくれました。しかし、新たな資金援助がない限り、運営に十分な資金の確保にはなりません。」

 

出典:CyclingNews

 

 

なお、キャノンデールは「個人からの支援をクラウドファンディングにて募っている」と発表しました。(動きが早い)

 

また、2018年からの三年契約を結んでいるリゴベルト・ウランは、チームに対して二週間の猶予を与え、それまでに来季のチーム存続が確約されない場合、他チームとの交渉をすると発表しました。

 

現在までのキャノンデールに関する移籍情報は以下をご覧ください。